【モデルハウスには要注意!?】住宅展示場へ行く前にチェック!!
コロナの影響で「ステイホーム」や「リモートワーク」などが普及している世の中になっています。
そのような状況で、近所にある住宅展示場やモデルハウスを見学する際の注意点を一級建築士の視点からお伝えいたします。
始めて住宅展示場へ行かれる方や空いた時間にフラッと行かれる方は是非ご参考にしてください。
●住宅展示場やモデルハウスに展示されている住宅について
住宅には、大きく分けて注文住宅と建売住宅があります。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、概要については下記の通りです。
注文住宅:主にオーダーメイドすることが可能で土地から探すことが一般的である。
(メーカーによっては、セミオーダーの場合もある。)
建売住宅:初めから建てられている家を購入することが可能である。
本タイトルにもある住宅展示場は、主に注文住宅のモデルハウスが展示されています。
一方、建売住宅にはモデルハウスという概念が存在しないため、「ハウスメーカー」や「不動産屋」に直接連絡することで実際に売り出されている物件を見学することが可能です。
●見学する際の注意点!!
1.時間に余裕を持つこと!!
初めて住宅展示場へ行かれる際、必ず時間に余裕を持つようにしてください。
住宅展示場に行かれた方はご存知かと思いますが、いくつかの会社(ハウスメーカー)のモデルハウスが所狭しと並んでいます。
その内、どれかのモデルハウスへ入ってしまうと約0.5~2時間拘束されてしまうおそれがあります。
もちろん、個人差はございますが、ハウスメーカーは「家を売ってなんぼ」という精神であるため営業のかけ方がハンパではありません。
私自身もフラッと軽い気持ち住宅展示場行ったことありますが、約3時間ほど拘束されました。
そのため、住宅展示場に行かれる際は必ず時間に余裕があるときに行かれることをお薦めします。
2.モデルハウスは住むための家ではない!!
モデルハウスは、ハウスメーカーが良く見せるために「最高級・最高品質」の家であるため、住むための家ではありません。
したがって、モデルハウスをイメージして家づくり始めてしまうと必ずギャップが生まれてしまうため注意が必要です。
3.営業マンとの相性は重要!!
今後、家造りを進めていく中で、営業マンとの相性はとても重要です。
住宅の購入を検討する上で、金額やデザインなどは重要視される方が多くいらっしゃると思いますが、それと同じぐらい重要なことだと私は考えます。
では、良い営業マンについて、いくつか例を挙げると・・・
・自社の製品を詳細な部分まで知っている
・聞かれた質問には全て明確な回答が返ってくる
・設計や現場監督の経験がある
・ハキハキ話す
・自社で建築可能な条件や間取りなどを明確に説明できる
・モデルハウスの良い所だけでなく、悪い所も進んで説明する
などが一例となります。
業界を理解している私から見た視点であるため、参考程度としてください。
但し、直感でこの営業マンは嫌だと感じたらすぐに話を切り上げて逃げてください。
純粋に時間が無駄になってしまいます。
以上が住宅展示場やモデルハウスでの注意点となります。
今回はあまり深入りした知識というよりは浅めの情報となります。
今後は、深入りした知識の記事も書いていくつもりなのでよろしくお願いいたします。