【内覧会でどこを見る?】内覧会で見るところについて !!戸建住宅編!!
内覧会とは、家(モデルハウスや新築・中古住宅等)の中を実際に見ることを指します。
内覧会は、ハウスメーカーや不動産などに問い合わせることで内覧することが出来ます。
内覧会の際は、実際に住むことを想定ながら見学していかないと後悔の元になりやすいです。
そこで、一級建築士である私が内覧会の際、確認しておくべき点について記載していきます。
今回は、「戸建住宅」中心の記事にしていきます。
「マンション」の記事については、後日書かせていただきます。
●ひたすら感じる
当たり前すぎるかもしれませんが、「家の中をひたすら感じること」が一番大事であると私は考えております。
広さ、デザイン、雰囲気など・・・
各々の好みを肌で感じてください。
特に、建売住宅や中古住宅では、注文住宅みたいに様々な面で自由が効かないため好みを見定めていくことが重要になってきます。
●性能や品質を見極める
内覧会で詳細な性能や品質をみることは難しいため、目視で確認できる部分を紹介いたします。
・内装クロス(壁紙)の継ぎ目を見る
内装クロス(壁紙)に亀裂があるか確認します。
クロスは非常に弱いため亀裂が入りやすいです。
さらに、木造住宅であれば顕著に現れやすくなります。
特に、天井の隅を注視してみると亀裂が確認しやすいです。
・窓の大きさ、数を見る
窓が大きすぎると家の中の熱が逃げやすくなります。
また、窓の数も多すぎると熱が逃げやすくなります。
他にもプライバシーや防犯性にも関連します。
関連記事を以前に投稿したので下記のURLをご参考に。
・シーリングの状態を見る
シーリングとは、隙間を埋めたりするような防水材です。
ゴム状の防水材で主に玄関廻りや外壁の継目などに見られます。
内覧の際には、外壁面のシーリング材に劣化を目視で確認します。
分かる方であれば、触診をして頂くことをお薦めいたします。
ベタつきや亀裂、硬化などの劣化をチェックしてみましょう。
●実用性を見る
内覧時に、実用性を確認することは必要です。
当たり前なことかもしれませんが、下に明記させて頂きます。
・カーテンレールの費用負担の有無
・エアコン設置の際、足場が必要になるか(3階建ての場合)
・物干の位置、使用のしやすさ
・階段や扉の幅
・コンセントの位置
・水の出やすさ
・オール電化またはガスであるか
・都市ガスまたはプロパンガスであるか
・下水本管接続または浄化槽であるか
など様々なことを私は確認します。
皆さんもこれ以外に気になることがあれば、同行される業者の方にご質問して頂けるとミスマッチを防ぐことが出来るかもしれませんね。
以上、「戸建住宅編」となります。
後日、「マンション編」投稿いたします。
最後までご精読頂きありがとうございました。